甘い関係
この5年間で新聞・テレビに度々登場する「日本とアメリカの蜜月」っていう表現が、しばらく前から気になっていたんだけど、特に先週の小泉首相の訪米に関しては、ほぼ例外なく「日本と米国の、歴史始まって以来の良好な関係」とか、「最大級のもてなしで蜜月ぶりを演出」とか表現されてて、いったい何がどう“蜜月”なんだろうかと不思議でしかたないわけです。
そりゃあ、クリントン・村山時代に比べれば小泉とブッシュのベタベタぶりは見てて恥ずかしいほど“親密”ですけど、具体的にどう日本にとっていいことあるのかちっともわかんないのよ。

小泉の在任中そんなにアメリカは日本にいいことしてくれたっけ?
日本はまあ相変わらずというより今まで以上にアメリカ様に尽くしたように思えるけどさあ。
結局小泉さんが熱望した、アメリカ議会での演説だってできなかったし。「歴史始まって以来の良好な関係」を持ってしても、議会演説も、国連常任理事国入りも、危険な牛肉を断ることすら出来ない“関係”っていったい…?

“叩かれない”というのが良好な関係だというならばまあそうなのかもしれないけど…。小泉のプレスリーのモノマネに対しての嘲笑っぷりが“比較的控えめ”なのが、蜜月を表してるのかしらね…。

恥を忘れた日本人:小泉首相の遠足外交に全米が仰天
(暗いニュースリンクより)

ところで、「9条どうでしょう」という本の中でもアメリカと日本の関係について面白い考察を行っている内田先生が、「アメリカの呪い」と題して、“何故日本人はかくまでアメリカに忠義だてするのか”を解き明かしています。面白いので読んでみましょう。

アメリカの呪い(内田樹の研究室より)

この中に、「…改憲運動の狙いは要するに九条二項を廃して、アメリカの海外派兵に自衛隊を差し出すことができるようにするということである。戦後60年間これほどアメリカに尽くしてきたのにまだ「自立」を認められないのは、「アメリカのために日本人が死んで見せないからだ」と思い込んだ政治家たちの結論である。」という一節があるんだけど、これは確かに言えてると思う。

先々月の「朝まで生テレビ」で、米軍再編についてやっていたんだけど、帝京大学の志方という教授が、米軍への日本の高負担について言及した福島瑞穂社民党党首に向かって、「それはアメリカ人が日本のために死ぬコストだ! 日本人はアメリカのために死なないじゃないですか! 死ねるんですか! アメリカ人は日本のために命をかけるんですよ! 日本人だってアメリカのために命をかけなけりゃ、そんなこと言う資格ありませんよ!」とヒステリックに叫び続けた。
「アメリカ人が命をかけるのは日本のためじゃなくアメリカのためなのでは…」と思ったわたしでしたが、この日のこの番組はそれ以外にもいろいろと非常に気持ちが悪くて、30分も見ないで止めてしまったんですけどね。
田原総一郎は「自衛隊はイラクに行くべきではなかった、それは9条に違反しする行為だ」と語った共産党の議員に向かって、「だから共産党は宗教なんだ!」と言い放つ始末。なんだそれ。そういうの、議論というの? なんでこうもマスコミのレベルは低くなってしまったのか…。(ああ、またいつもの結論に…)

テーマ:気になるニュース - ジャンル:ニュース

コメント
この記事へのコメント
アメリカが日本とラブいって言うか、お金払ってるのは日本国民なのに、そのお金でアメリカ行ってもてなして貰って楽しく遊んで帰ってきたのは小泉さんだけって感じですよね。
2006/07/13 (木) 12:26:10 | URL | ハチミツ熊 #-[ 編集]
なるほど
>ハチミツ熊ちゃん
ほんと、自分だけ楽しそうだったよね…。でもまだ小泉内閣の支持率は半分くらいあるから、日本人の半分は首相がもてなしてもらったことを自分のことのように喜んでいるのでしょう、きっと。幸せな国民だ。
2006/07/13 (木) 13:34:14 | URL | プリマ #njqubW3Q[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2005 シャンパンとチョコレート2 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
FC2ブログ